私のトンボロ物語
スマホを操作中、偶然、江の島の「トンボロを歩こう」イベント情報をみた。
私も持ってる江の島のトンボロ写真。
おととしの夏、大潮の日に撮ったものだ。
その日は、鵠沼海岸から片瀬海岸まで歩き、江の島へ渡る橋の下を見て、
3方向からの穏やかな波がだんだんと引いて砂浜が少しづつ、浮き上がるように広がっていく様子がわかった。
「もうすぐトンボロだぁ、せっかくの機会だから、歩いて江の島に渡ろう!」
そう決めて、片瀬東浜から、日傘を差して裸足で砂浜を歩いてゆく。
波がひいて濡れたところが乾くのが早かった。
途中、出会ったのは、波打ち際で遊ぶ親子、サーフボードを抱えて引きあげていくサーファー、橋の上は人がいっぱいでも、下にはほとんど人がいない。
すぐに江の島に到着、ところが上陸できない!
石壁が行く手を阻む。これを登れない、たとえ、登れたとしても鉄の柵がある。
日傘をたたんで、サンダル履いて、ちょっと頑張ってみたけれど、挫折。
もういい、ここまで来たのだからと諦めたけれど、登るのはダメでも、降りるのは可能かもしれない!
結局、今来た砂浜を引き返して、橋を渡り、さっき来た石壁と鉄柵の上に到着。
柵を乗り越えて慎重に柵につかまり、足場を探して、降りることができた。
不審者と思われないかにときょろきょろ周りを見渡したが、誰も気にもとめていないようだったので、三度目の、さっきよりも乾いたトンボロを渡った。
日傘の中で、超ゴキゲン!もう一人笑いが止まらなかった。
我ながら、あきれるおばさんだ。
おばさんは、そのあと、また橋を渡り、江の島神社にお参りして、ちゃんとまた橋を渡って帰りましたとさ・・・
藤沢市の観光センター主催の「トンボロを歩こう」イベントではイベント開催時のみ、江の島上陸用に仮設階段が設置されるとのことです。